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低2人であり、年齢による相違は見られない(表16)。
第二子出産は非婚姻関係にある女性に比べて婚姻関係にある女性に多かったが、格差は時代とともに縮小し、現在の若い世代にはほとんど見られない(SCB 1995:2.3)。多子出産は、高等教育(大学教育)を受けた女性に最も多い。また、このグループは初子出産時と同じカップル関係を保持する傾向の強いことも指摘される。これに対して、教育水準の低い女性ほど初子出産後別れる率が高く、したがって第二子出産を実現する割合も少ない。また、大学以上の教育歴のある女性ほど出産間隔の短いことも指摘され、10人に4人が2.5年以内に第二子出産を行なっているのに対して、高等学校教育を受けた女性の第二子出産を実現する割合は25%、そして義

 

表17 子ども1人のカップルの将来の出産計画

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出所:SCB 1995:2.3 p.49
*は、年をとりすぎていると答えたため、質問がされなかった人も含む

 

表18 二子をもつ男女と子どもをもうけたカップルの関係

067-2.gif

出所:SCB 1995:2.3 p.53
注:*は、初子あるいは第二子とも単身世帯で生まれた場合。ただし、ほとんどの場合初子はカップルの同居前に生まれ、第二子は最初の関係で生まれている
  −は、インフォメーション欠如

 

 

 

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